01-00435 宍飧屋某

さかいの人物じんぶつ

當津古來名譽めいよ人物じんぶつゑらんでこゝに載す

宍飧屋しゝくひやなにがし

宍飧屋しゝくひやなにがしは堺の人也
元亀げんき年中土佐守長曾我部ちやうそかべ元親もとちか宍飧屋しゝくひやを以てこゝろざし信長のぶながつう
つひ信長のぶなが幕下ばくかしよく

今に見る宍飧屋某

堺市立中央図書館/堺市史
堺市史 第七巻
第一編 人物誌
第二章 全盛期(足利時代より豐臣時代迄)

(一四二)宍喰屋某
 宍喰屋某は堺の商賈である。【元親の幹施】元龜年中長曾我部元親が、志を信長に通じ、遂に幕下に屬するやうになつたのは、宏喰屋が彼此の間に立つて、斡旋した功によるといはれて居る。(堺鑑中、全堺詳志卷之下)

【出典:ADEAC(アデアック)ディジタルアーカイブ/堺市立中央図書館/堺市史