02-02500　履中天皇陵

上石津かみいしつ村の艮うしとら大山陵の坤ひつじさるにあり
兆域てういく今いま存そんする所周池しうちの堤つゝみ八百八十三間けん山の根廻ねまはり六百三十六間南の峯みね髙^サ十四間北の峯髙^サ十六間
^日本紀曰
履中天皇六年三月天皇玉體おほみ不悆水不調やまひしてやくさみたまふ稚櫻宮わかさくらのみやに崩ほうず^時に七十
冬十月百舌鳥耳原陵もずのみゝはらのみさゝきに葬ほうむる^{舊事記同上
古事記曰}
此天皇御歳陸拾肆歳むつとせあまりよとせ壬申正月三日崩す御陵毛受もずに在
^{延喜諸陵式曰}
百舌鳥耳原もずのみゝはらの南みなみの陵みさゝきは磐余稚櫻宮いはわれわかさくらのみや御宇あめがしたしろしめす履中りちう天皇和泉國大鳥郡おほとりこほりに在あり
兆域てういく東西五町南北五町陵戸五烟りやうこごゑん

履中天皇陵(全景)
所在地： 大阪府堺市西区石津ヶ丘１

履中天皇陵拝所

履中天皇陵拝所

履中天皇陵拝所に建てられている「履中天皇百舌鳥耳原南陵」碑