01-01100 冑社 馬堂

冑社かぶとのやしろ 馬堂むまだう

宿院にあり
俗傳云
住𠮷神三かん退治たいぢありてこゝにかへ
かぶとを藏むる地を冑社といひ中は八幡左は神㓛皇后右は玉依姫たまよりひめ
白鳳年中に此社を営む
旧地きうちひな横小路にあり
後世こゝに移す
こまつなぐ所を馬堂と崇む
此堂もいにしへは大寺の北門前にあり
後世こゝにうつす
日本地佛に藥師如來を安置し南北の馬借ばしやく此堂にあつまり寄合所となすゆへ馬堂の藥師と名づく

 

今に見る冑社


宿院頓宮境内 兜神社舊蹟碑
 

兜神社舊蹟碑
 

開口神社 境内神社 兜神社
 

境内神社 左より 豊受、神明、琴平、三宅八幡、兜、厳島、熊野
 

神額「三宅八幡神社・兜神社」
 

【舊蹟碑裏面の碑文】
「兜社 往古 神功皇后自三韓御凱旋之時藏冑祭地也。明治四十一年一月官許遷開口神社域内  昭和拾年七月建之」
この碑文によれば、
この兜神社は、神功皇后三韓征伐御凱旋のおり、此地に甲冑を納め祭った所。明治四十一年(1908)一月、行政(この場合はどこになるのか?)の許可を得て開口神社域内に遷した。
それを記すため昭和十年七月にこの碑を建てた。
ということで、開口神社の境内神社として今も祭られています。

 

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