01-00431 一節道清

さかいの人物じんぶつ

當津古來名譽めいよ人物じんぶつゑらんでこゝに載す

一節いつせつ道清だうせい

一節いつせつ道清だうせいつゞみどうつくりあきな
塗胴ぬりどう鳴劣なりをとれりとて木地きぢを用ゆ
世人よのひとうぢめいよん一節胴いつせつどうとぞしやうじける

今に見る一節道清

堺市立中央図書館/堺市史
堺市史 第七巻
第一編 人物誌
第三章 爛熟期(大阪陣より明治維新迄)

(二八四)一節道清
 【鼓胴の工匠】一節道清は鼓の胴師である。塗胴は鳴り劣るとて、道清の作品は、塗ることを止めて木地を用ひた。世人其氏を銘に呼んで、【一節胴】一節胴と稱し、之を賞玩したといふ。(堺鑑下、全堺詳志卷之下)

【出典:ADEAC(アデアック)ディジタルアーカイブ/堺市立中央図書館/堺市史