七越峠
槇尾山の奥にあり紀泉河三州の堺也
山頂に曲路七盤あり父鬼納花を経て巻尾に至る山徑嶮隘にしてこれを檜原路といふ
熊野へまいりけるになゝこしのみねの月を見てよめる
山家
立のほる月のあたりに雲消てひかりかさぬるなゝこしのみね 西行
峯中記曰七越寺如法經閼伽水甘露水天池峯北に大師智惠水あり
七越の上にかさねつ雲のみね 大坂悠川
七越や照る日は幾度幾しくれ 湘夕
山頂に曲路七盤あり父鬼納花を経て巻尾に至る山徑嶮隘にしてこれを檜原路といふ
熊野へまいりけるになゝこしのみねの月を見てよめる
山家
立のほる月のあたりに雲消てひかりかさぬるなゝこしのみね 西行
峯中記曰七越寺如法經閼伽水甘露水天池峯北に大師智惠水あり
七越の上にかさねつ雲のみね 大坂悠川
七越や照る日は幾度幾しくれ 湘夕